中高年に人気の夏登山で遭難しないための心得

中高年に人気の夏登山で遭難しないための心得

観光で山の景色を楽しみたい、山でハイキングをしたいなど、夏登山を計画する際の注意点はどのようなものでしょうか?夏登山は冬では難しい山にもチャレンジしやすく、初心者や中高年に人気です。しかし山岳遭難は増えており、なかでもシニア遭難が高い割合を占めています。夏登山が楽しいものとなるように、遭難しないための注意点を、おすすめの服装や持ち物を紹介しながらまとめました。夏登山、山でのハイキングや観光の参考になれば幸いです。

登山ブームで増える中高年のレジャー登山

登山というと昔は、雪深い山をひたすら頂上目指して登っていく山岳部など、どちらかと言えば若者が挑戦するイメージでした。しかし最近では、ネットで仲間を募って登山をするグループがいたり、「山ガール」と呼ばれる女性が取り上げられたりと、比較的経験の浅いひとでも登山に挑戦するようになってきました。
今はネットで山に関する情報も集めやすく、特に夏登山は雪山のための装備も不要で登山初心者でも挑戦しやすい時期ですから、中高年の観光レジャーに人気なのです。

シニア遭難が多いのは?

そんな中増え続けているのが山岳遭難です。しかも半数以上が60歳以上のシニア遭難なのです。理由として一番多いのは道迷いですが、滑落、転倒、病気、疲労と続きます。
最近では60代70代でも体力があって行動力のあるひとが増えていますから、一般におじいちゃんおばあちゃんと呼ばれていても元気にハイキングをされている方がたくさんいらっしゃいます。そんなシニアにありがちな問題点と注意点を以下に挙げます。

  • 登山の経験があるため油断してしまう
  • 自分の体力を過大評価してしまう
  • 若いときと同じコースと時間で登山計画を立ててしまう
  • 転倒した場合に大怪我になりやすい
  • 変わりやすい山の天候で体調を崩す
  • 持病が悪化してしまうことがある

シニア遭難をしないために

まずは、若いときほどの体力はないということを念頭に、無理のない計画を立てることです。夏登山でしかも低い山だから大丈夫、などと油断してはいけません。疲労回復のスピードも、若いときより落ちています。
そして体調を万全に整えておくことが大事でしょう。しっかり睡眠時間をとって、きちんと食べ、普段からの体力づくりをしておくことです。夏登山の場合は熱中症の危険もあります。寝不足だったり疲れがたまっているときは登山はやめましょう。
また、登山の基本ではありますが、服装や持ち物もしっかりチェックして準備しましょう。夏登山の場合は比較的薄着になりますが、それでも防寒着やレインウェアは必要ですし、転倒を防ぐためにも登山に適した靴を履きましょう。
遭難理由1位の道迷いをしないためにも、地図やコンパスを準備します。両手があいた状態で使えるヘッドランプもあると安心です。飲み物と食べ物、怪我の応急手当ができるものも持っていきましょう。

夏登山におすすめの服装と持ち物

帽子

直射日光を遮る帽子をかぶりましょう。夏登山の場合はUVカット生地で通気性のある帽子がおすすめです。2014年に多くの犠牲者を出した御嶽山噴火では、死因の多くが噴石によるもので、帽子やヘルメットの有無が大きく影響したそうです。頭を守るためにも帽子は必須です。

サングラス

日差しが強く目を傷めやすいのでUVカット加工のサングラスをかけるのがおすすめです。

長袖薄手の上着

防寒着にもなり虫刺されを防ぐこともできます。足を守るには長ズボンや、動きやすいショートパンツにタイツを合わせるのが人気です。登山用タイツ、登山用靴下もあり、サポート力があったりクッション性があったりして登山を助けてくれます。

レインウェア

必須の雨具です。両手を自由にしておけますし、休憩時の防寒具になったりします。雨でぬれて体温が下がってしまうと大きく体力を消耗します。天気が変わりやすい山では晴れていても持参しましょう。

登山靴

どんな靴を履くかは非常に大事です。転倒を防ぐことが出来る滑りにくい靴底、足への負担が軽減されるソール、雨がしみない素材を選びましょう。低い山のハイキング程度であれば履きなれたスニーカーでも大丈夫ですが、できれば登山を意識した登山靴を履く方が、夏登山を安全に楽しめます。

水筒

1リットルくらいは持っていきたいものです。なるべく軽いものにしましょう。

エネルギー補給のお菓子

チョコレートやドライフルーツが定番です。シリアルバーやクッキーなども人気です。疲労回復には欠かせません。

コンパスと地図

道迷いを防ぐためにスマホのGPS地図アプリも便利です。

薬と保険証コピー

万が一のために応急手当のできる薬と、健康保険証のコピーを持っていきましょう。

夏登山はしっかり事前準備して安全に楽しもう

せっかくの夏登山を安全に気持ちよく楽しむために、しっかり事前準備をして、無理のない計画を立てましょう。くれぐれも自分の体力を過信せず慎重に余裕を持って楽しんでくださいね。

アウトドアカテゴリの最新記事